服用法と年齢から薬剤師が考える抗インフルエンザ薬のすすめ

1月に入ってからインフルエンザが猛威を振るっています。

おらっちの嫁は毎年注射が怖いと言ってインフルエンザの予防接種を打とうとしません。

そして何事もなく春を迎えていたのですが、2018年12月、ついにインフルエンザにかかり、イナビルを使って熱は下がったのですが一週間自宅で過ごすこととなりました。

おらっちの嫁よ!今年は必ず予防接種をするように!

さて、インフルエンザの薬としてゾフルーザという薬が発売されたのをご存知の方も多いと思います。 新薬として様々なところで取り上げられていますが、他のインフルエンザ薬と何が違うのか、結局どの薬がいいのか等、気になる方も多いと思います。

そこで今回は医療の現場で働いているおらっちが年齢や飲みやすさから見たおすすめの抗インフルエンザ薬について説明したいと思います。(※薬をもらうには病院を受診して処方箋を貰う必要があります)

抗インフルエンザ薬の種類と飲み方

インフルエンザの治療薬は現在5種類あるのですがそれぞれの使い方は

となっています。

今回は病院を受診して薬を選択することを前提に記事を書いているので、点滴であるラピアクタについては選択肢から除いて見ていきましょう。(場合によっては処方される薬を選べないこともあるかもしれません)

わかりやすく違いを言うと、内服薬であるのはタミフルとゾフルーザであり、その大きな違いは服用の回数です。

見てわかる通りゾフルーザは1回の服用で治療が終了するのでタミフルに比べて圧倒的に楽で、服用をわすれることがないのが特徴です。

またゾフルーザはインフルエンザウイルスを体内から早く消失させる作用が高いため、周囲への感染抑制力があると言えます。(ウイルス検出期間はゾフルーザ24時間、タミフルは72時間が中央値)

しかし、早くウイルスがいなくなってもかかっている本人の症状の治まり方は他のインフルエンザ薬とほぼ変わりがないため、しっかりとした期間休養を取らなければいけないことに変わりはないです。

イナビル、リレンザについては共に吸入薬ですが、これらの違いについても、イナビルは単回の吸入、リレンザは1日2回で5日間服用する必要があります。

インフルエンザ薬の選択の基準 種類があるのはわかったけど結局どれがいいの?と思う方が多いと思いますので最後に年齢や飲み方からみた特徴について説明します。

・大人の場合

大人がインフルエンザにかかった場合は基本的にどの薬でも問題ないと思いますが、処方されている患者さんを見ていると、やはりタミフルがいいのかな、といった印象です。

その理由としては、やはりゾフルーザに比べて今まで長く使った分、より信頼して使えるということと、5日間服用するので自分がまだインフルエンザなんだという自覚も感じてもらえるため、少し良くなったからと言って外出しにくくなることです。

そういった面からタミフルはやはり抗インフルンザ薬のスタンダードとして選択されています。

ゾフルーザももちろんお手軽でよく効くので良いのですが、まだ臨床データが少ないということと、アミノ酸変異を起こしやすい(ゾフルーザに対する耐性が生まれやすい)という考えもあるため、全員にゾフルーザは使いにくい印象です。

どうしてもゾフルーザがいい!と言って病院に行って出してもらえなかった方はそういう背景があるんだなとご理解いただけたらと思います。

また負担金的にも少しタミフルの方がリーズナブルと言えます。ジェネリックも出ましたしね。 もちろん吸入薬の2種類も効果に変わりはほとんどないので、吸入が良い方は選択してみてください。

しかし、おらっちは嫁がイナビルを使ったときにきちんと吸入できていたか2人とも心配になったので今度もしかかったらタミフルにしよう、という結論になりました。

・子供の場合

子供の場合はよく考えてから選択する必要があります。 まず錠剤が飲める場合は内服薬を選択することをおすすめします。 理由としては吸入薬を選択した場合、思った以上にうまく吸えない子が多いです。

小学生の高学年くらいになるとうまく吸入できる子も多いのですが、それより下の年齢になるとうまく吸入できなかったり、吸入しても粉が出てきてしまったりすることが良くあります。

なので小さいお子さんにはあまり吸入はおすすめできません。 ではゾフルーザとタミフルどちらがいいのか、についてですが、こちらもやはりタミフルの方がいいのではないでしょうか。

理由としては大人と同じく、まだゾフルーザには臨床データが少ないということと、ゾフルーザは体重によって錠数が変わるのですが、ぎりぎり体重がオーバーしてしまった場合などは追加で1錠増えるため、子供にとって適切な量かどうか不安になる場合があるためです。

その点では、やはりタミフルの方が臨床データも豊富で安心と言えます。 粉しか飲めないという子供に関しては粉のものを置いているところも多いと思いますので相談してみてください。

いかがだったでしょうか。 あくまでこの内容は個人の見解ですので、しっかり先生と相談したうえで決めるようにして下さい。

また、最近インフルエンザの子供の異常行動も問題になりましたので、症状が良くなるまではしっかりお子さんから目を離さないようにしておいてください。

ではでは、おらっちでした。

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